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臨床腫瘍学講座

 

講座・教室からひとこと

板持 広明 教授

臨床腫瘍学講座は2017年4月に新設されました。がん医療の進歩は目覚ましく、新たな治療薬や治療法が次々と登場しています。最大限の効果を得るためには、最新のエビデンスに基づき個々に最適な治療法を選択し、チーム医療による安全かつ確実な薬物療法を実施することが必要不可欠です。

当科では、原発不明がん・悪性軟部腫瘍・頭頸部がん・甲状腺がん・消化器がん・泌尿器がん・希少がんなど様々な臓器の悪性疾患に対して、がん薬物療法を中心とした治療を行っています。治療に際しては、それぞれの臓器を専門とする各診療科や放射線治療医と連携しチーム医療を行っています。また、医師や看護師、薬剤師など多職種が参加するキャンサーボード(カンファレンス)を行い、最新の知見に基づいた適切ながん診療を行っています。また、当院は日本臨床腫瘍学会の認定研修施設であり、がん薬物療法専門医の育成を行っています。

主な研究内容および診療内容

基礎研究では、網羅的遺伝子解析による抗がん剤に対する耐性機序の解明を目的とした研究を行っています。次世代シーケンサーを用いて、がん細胞株ならびにがん組織の遺伝子を網羅的に解析し、既存の抗がん剤や新規薬剤の効果予測バイオマーカーを検索するとともに、抗がん剤の耐性メカニズムを検討しています。

臨床研究では、新規薬剤治療や病態解明に関する多施設共同研究をはじめ、新薬開発のための国際共同治験にも積極的に参加しています。

診療は、下記の疾患を対象に入院・外来にて薬物療法(抗がん薬・分子標的薬・免疫チェックポイント阻害薬)を中心とした標準治療を提供しています。また、本邦では2019年6月から健康保険の適用対象となった、次世代シーケンサーを用いた「がん遺伝子パネル検査」を行っています。

 

主な診療対象疾患(2019年度)

原発不明がん・悪性軟部腫瘍(横紋筋肉腫・ユーイング肉腫、未分化多型肉腫など)・頭頸部がん・縦隔悪性腫瘍・大腸がん