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内科学講座 [腎・高血圧内科分野]

腎・高血圧内科分野は、2018年4月に本学として初めて腎疾患の診療・教育・研究を中心に担当する新しい分野として発足しました。検尿異常からあらゆる腎・高血圧性疾患、透析などの腎不全医療に対応します。永らく待望されていた腎疾患診療を担う医療人の養成と地域における腎疾患・腎不全診療の文化醸成のため、医学教育機関としての責務を果たして参ります。

講座・教室からひとこと

旭 浩一 教授

旭 浩一 教授

腎臓は常に全身臓器と互いに調和を保ちながら、生体内環境の恒常性維持に中心的役割を担っています。一方、腎臓と全身の諸臓器の不調は互いに影響して種々の病態を形成して健康に支障をきたします。様々な腎疾患や生活習慣病並びに高齢化を背景に増加している慢性腎臓病(CKD)は一つの例であり、透析の原因となるばかりでなく脳・心血管病、認知機能障害とも密接に関係し、健康寿命や生活の質(QOL)を大きく損なう要因となるため、その克服が社会的な重要課題となっています。

私たちは臓器別診療とは一線を画し、腎疾患患者の病態を常に幅広く全身的視野から診ています。最新の専門的知見に基づく国際標準の診断治療を積極的に取り入れることで、重症化を防ぎ健康寿命を延ばすとともに、患者の価値観や社会経済的背景も含めた全人的視点から個別に最適な治療を提供することで、生涯にわたりQOLを保つことを目指しています。

講座・教室の基本理念

オールラウンドな腎疾患の診療実践と研究活動を通じて、臨床医として地域医療の現場の様々な場面に対応可能な総合力を身につけ、専門的見識を持って地域の医療機関や多職種のスタッフとのチーム医療を実践できるバランスの取れた医師を養成します。

主な研究内容および診療内容

1.研究

  • 慢性腎臓病の発症進展の疫学と分子機序、多因子治療の探索と開発
  • 難治性・進行性腎疾患の疫学、診断と治療、疾病対策
  • 腎不全医療の質と患者アウトカム
  • 高血圧における大血管障害発症の要因、内分泌性高血圧の診断と治療
  • 心腎連関症候群の病態
  • 生活習慣病・腎疾患重症化予防のための地域保健医療連携システム など

厚労省やAMEDなどの公的班研究に積極的に参加し、県内・全国レベルの複数のコホート研究にも主体的に関わっています。リアルワールドの注意深い観察と自らの診療実践から様々な課題を抽出し、その解決に必要な研究を多面的に展開しつつあります。

2.診療

  • 検尿異常(蛋白尿・血尿)
  • 水・電解質・酸塩基平衡異常
  • 高血圧全般(高血圧緊急症,内分泌性高血圧など)
  • 難治性・進行性腎疾患(糸球体腎炎症候群、ネフローゼ症候群、遺伝性腎疾患など)
  • 全身性疾患(糖尿病、高血圧,膠原病、血管炎、血液疾患、悪性腫瘍、感染症など)に伴う腎障害
  • 薬剤性腎障害
  • 慢性腎臓病(CKD)、腎代替療法(透析療法,腎移植)
  • 急性腎障害(AKI)、急性血液浄化 など